業界再編

【M&Aコラム】会社売却におけるマッチングの極意とは?

M&Aにおけるマッチング(相手探し)において、「買収」を希望される社長に「どのような相手をお考えですか?」とご質問する。

 

・九州に拠点を持ちたい
・金属加工の機能を内製化したい
・顧客層を広げたい

 

等、どの社長も各社の戦略に合致したお相手を、ある程度はっきりと頭の中に浮かべてらっしゃいます。

 

その一方で、売却を検討される会社に「どんな相手が良い相手だと思いますか?」と問いかけても

 

・自社を買ってくれる会社などいるのか?
・同業ぐらいしか思い浮かばないが
・どう考えるべきなのかわからない・・・等

 

お相手先のイメージが持てないオーナー様がほとんどです。

 

「売却相手を想像すること」は、果たしてそんなに難しいことなのでしょうか?
そんなときに、私自身は、譲渡を検討されているオーナーに対していつも「逆に、どこかの会社を買うとすれば、どんな会社が良いですか?」と質問しています。

そうすると、「拠点を広げたい」「メッキ工程を内製化したい」等、自社の経営課題の解決のためのマッチングアイデアが驚くほどスラスラでてきます。

 

実は、それこそが「会社を売る際の大きなヒント」になるのです。

 

もし、会社を買って拠点を広げたいという話であれば、むしろ拠点を全国に持つ会社に売却することで、その経営課題は早期に解決されます。
もし、メッキ工程を内製化したいという希望なら、逆に、メッキだけではなくあらゆる工程を網羅する総合企業に売却するのがベストかもしれません。M&A

M&Aを「会社の売買」という観点で考えている限りにおいては、このような視点というのはなかなか生まれません。

 

M&Aの本質は、あくまで「相互成長」です。

シンプルに「どこと手を組むか」を考えることで、自社が「会社を売る際の大きなヒント」もきっと見えてくるのではないでしょうか?

業界再編部 物流業界支援室

宮川 智安

群馬県出身。実家は七代続く水産業の卸売。早稲田大学卒業。大学時代は競走部に所属(400mで全国IH準決勝)、2020年新卒で日本M&Aセンターに入社し、全国の物流業界を専門にM&A業務に取り組む。

群馬県出身。実家は七代続く水産業の卸売。早稲田大学卒業。大学時代は競走部に所属(400mで全国IH準決勝)、2020年新卒で日本M&Aセンターに入社し、全国の物流業界を専門にM&A業務に取り組む。

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