M&A全般

“お見合い”が成功の鍵

M&Aの「マッチング」を経て、譲受企業が譲渡企業とM&Aを進めるにあたって、最初の大きなイベントが「トップ面談」です。「お見合い」とも呼ばれ、トップ面談の成功がその後の成否を決めるといっても過言ではありません。


譲渡企業のオーナーにとってM&Aは事業家人生の締めくくりであり、経営者として非常に責任の重い仕事です。オーナー経営者にとっては、取引の株価やスピードも重要ですが、社員や取引先の幸せ、会社が中長期的に存続していけるか等の観点から、納得できる相手先に譲渡したいと考えるのが当然です。そのため最初のトップ面談で、譲渡企業のオーナーが安心感や期待感をいただけるかどうかは、その後の交渉の成否を左右します。

 

一方で譲受け企業は、相手先が出てくると、株価・スケジュール・引継ぎの仕方・成約後のリスクなどに関心が向かいがちです。確かにそれらも非常に重要な事項ではありますが、最初のお見合いでは、「経営者」対「経営者」の信頼関係を築くことや、双方のビジョンを擦り合わせることが最優先事項になります。従ってトップ面談の際には、譲渡企業のオーナーにどのような話をするか、ということもお考えいただきたいのです。

 

改めて自社を見つめ直し、自社の強みやビジョンを整理して、このM&Aで譲渡企業やその従業員にとってどのようなメリットがあるか、どのようなビジョンを掲げられるかということを説明できるようにすることが成功への第一歩といえるでしょう。

業界再編部 物流業界支援室

宮川 智安

群馬県出身。実家は七代続く水産業の卸売。早稲田大学卒業。大学時代は競走部に所属(400mで全国IH準決勝)、2020年新卒で日本M&Aセンターに入社し、全国の物流業界を専門にM&A業務に取り組む。

群馬県出身。実家は七代続く水産業の卸売。早稲田大学卒業。大学時代は競走部に所属(400mで全国IH準決勝)、2020年新卒で日本M&Aセンターに入社し、全国の物流業界を専門にM&A業務に取り組む。

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