2017年度の食品業界のM&A件数は、138件(公表ベース)と、過去10年で最多であった2014年とタイ記録の件数となりました。また2017年特に外食産業のM&A動向を語るうえで、外せないキーワードが2つあります。1つは「ポートフォリオの拡大」、2つ目は「海外進出」です。外食企業が買収を仕掛ける目的は、業態を広げて国内市場を取りに行くか海外のマーケットを開拓するか。その2つが特に目立った年であったといえます。
食品・外食

2017年・食品業界のM&A

『外食業・究極の成功セオリー』M&Aコンサルタントが経営者に推薦する1冊
『外食業・究極の成功セオリー』は、飲食店を運営し、成功していく上で欠かせない要素が39のセオリーとしてまとめられています。出店立地やメニュー構成、客単価設定、従業員育成など飲食店経営者が日々頭を悩ませているテーマを取り上げ、どのように対処していくかを一つ一つ丁寧に論じているのが本書の特徴です。

『約束のとき』M&Aコンサルタントが経営者に推薦する1冊
この書籍は「磯丸水産」「鳥良」など運営する東証一部上場企業のSFPホールディングスの前身であるサムカワフードプランニングが順調に成長を遂げ、上場を目指すためM&Aを決意し、相手探し、実行、そして株式上場までの過程をリアルな形で綴られているノンフィクション小説です。

『麵屋武蔵 ビジネス五輪書』M&Aコンサルタントが経営者に推薦する1冊
この書籍は、東京に14店舗をかまえる他、シンガポール、香港、台湾、マレーシア、マカオ、上海などにもパートナー企業を通じて出店しており、20年間に亘って日本ラーメン業界のトップを走る「麵屋武蔵」の若き2代目社長、矢都木二郎氏が、創業者である山田雄氏のビジネスに対する教えを基に、全てのビジネスに共通する仕事に対する姿勢や考え方、モノの見方、リーダーシップやマネジメントに至るまで、「実戦」でのヒントを記載したものになります。

【2018年の外食業界M&A】150%成長を続ける外食業界のM&Aマーケット
外食業界は市場の縮小に加え、人材確保の難しさや働き方改革への対応、仕入や物流の高騰、FC店などの場合ではオーナーの高齢化による店舗修繕の遅れなど、様々な課題を抱える中で、解決策としてM&Aが数多く活用されています。

【食品業界M&A事例】M&Aで次世代の社員承継が可能になる
譲渡企業である向井珍味堂は、大阪市で1947年に創業しました。きな粉や香辛料、青のり、ゴマ等を製造している会社です。譲受企業であるヒガシマルは、偶然にも向井珍味堂社と同じ1947年に創業の会社です。鹿児島県日置市に本社を置き、養魚用配合飼料や乾麺・即席麺等の製造を主事業として展開する食品製造会社です。

【食品・外食業界M&A事例】「中華×和食」弱みを補完する異業態のM&A
食品業界M&A DATA BOOK を手にしたことがきっかけで、中華料理店が日本割烹風居酒屋とのM&Aを実現。

【食品・外食業界M&A事例】多店舗展開可能な強力ブランドをM&Aで獲得
ユニクロを展開するファーストリテイリングやZOZOタウンなどアパレル業界の中でも勢いのある日本企業が台頭しておりますが、実店舗を持つ小売業を主軸にする企業はネット購買とファストファッションの低価格化により、アパレルの小売業事業所数は1991年に13万店舗あったが2015年には8万店舗まで落ちてきております。

【食品・飲食業界M&A事例】:立ち呑み居酒屋「晩杯屋」は社会インフラになれるのか!?
2017年7月、都内で25店舗の立ち呑み居酒屋「晩杯屋」を展開するアクティブソースの金子社長は、自身及び親族で保有する80%の株式を、「丸亀製麺」を展開する一部上場外食企業であるトリドールHDに売却しました。

食品製造業界M&Aの歴史と未来予想図
私たちの日々の生活を彩る食品。一口に「食品製造業界」と言っても、その業種は多岐に渡り、農業から、食品加工(例えば、製糖、製麺、菓子製造、冷凍食品、健康食品など)更には飲料に至るまで、幅広く、深く私達の生活に関わっています。