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M&Aレポート

【イベント開催レポート】 これからの経営は何を捨て、何をすべきか~ICTを活用した医薬連携の重要性とは~

2021.8.25

  • 調剤薬局

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7月15日、調剤薬局経営者向けのセミナーをオンラインにて、開催いたしました。
本イベントでは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う業界の変革期を乗り越えるためのポイントに関し、薬局・医院経営、ICTの領域で事業を行う3社で講演とパネルディスカッションを行い、200名を超える視聴者数を集めました。
本レポートでは、当日の様子をレポートいたします。

第1部 調剤薬局業界の将来像

株式会社日本M&Aセンター 業界再編部 ディールマネージャー 原 祐輔

日本M&Aセンター 業界再編部ディールマネージャーの原祐輔が講演いたしました。

調剤薬局業界は再編ステージの最盛期であり、今後の報酬改定などを経て売り手市場から買い手市場に変化していきます。業界大手10社のシェアについても、店舗数はここ10年で倍増しており、売上シェアも現在の約19%から今後さらに増加が予想されます。

業界再編の例として、小規模の駐車場事業が集約することでカーシェアリング・レンタカー事業に拡大し、交通インフラの総合プロデュース企業へと進化した事例を挙げ、調剤薬局業界においても薬局同士が手を組み地域連携を進めることで在宅・医薬連携などによって「健康」をサポートするインフラへと進化することが出来ると解説いたしました。

最後に、1社単独で新規事業を生み出すことは難しくなっている中、今後自社の発展・地域医療全体の発展のため、戦略的に「協調」する必要性が高まっていると結論付けました。

第2部 オンライン医療の現状

株式会社メドレー 執行役員 田中大介氏

株式会社メドレー執行役員の田中大介氏より、オンライン医療の現状についてご紹介いただきました。

株式会社メドレーは「医療ヘルスケアの未来をつくる」というミッションに向け、累計診察回数30万回以上のオンライン診療システム「CLINICS」、3,800以上の店舗で導入されている、かかりつけ薬局支援システム「Pharms」など、様々なITサービスを運営されています。

現状の改正薬機法が恒久化されると、①初回の実施、②対面診療患者への実施、③介護施設患者への実施、が可能になり、これまで医療機関との距離で決まっていた薬局の選び方が大きく変わる可能性があり、選ばれる薬局になるための対策が複数必要になります。

田中氏は、薬剤師の専門性やコミュニケーション力の高さによって他薬局との差別化を図ると共に、従来業務のICT化、仕組化によって「患者のための薬局ビジョン」を目指していく重要性を述べられました。

第3部 CIPPSに備えよ!薬局が水源になる3つのポイント

ファルメディコ株式会社 代表取締役社長 狭間 研至

ファルメディコ株式会社 代表取締役社長の狭間研至氏より、コロナ禍における調剤薬局の変化「CIPPS」ついて紹介いただきました。

狭間氏は従来の薬局を水車小屋型の薬局と定義し、大きな水源(クリニック)の近くに水車小屋(薬局)を建て、水車内を効率よく回せば自然と売り上げが伸びていくビジネスモデルであると述べられました。

その中で、上流に新たな水車が出来る(敷地内薬局など)リスク、水源が枯れる(ドクターが引退・事業承継の失敗)、水が流れてこなくなる(患者が薬局に来なくなる)などの隠れたリスクがありましたが、新型コロナウイルスによる日常診療停止で、自宅・病院・薬局のトライアングルが崩れるなど、リスクが顕在化したと述べられました。

このような流れを、Covid-19 Induced Pharmacy Paradigm Shift:コロナがもたらす薬局業界のパラダイムシフト→「CIPPS」と狭間氏は呼ばれており、このような状況を嘆くのではなく、現状を見つめ直すことが必要になっていると解説されました。

第4部 パネルディスカッション ビジネスモデルの変革

狭間研至氏、田中大介氏、日本M&Aセンタ― 山田の3名によるパネルディスカッションを行いました。
本講演では、以下の5点について対談頂きました。
① 「対人業務」を実現するために、具体的に必要なこととは?
② 「薬局のIT化」とは、どのような観点で推進すべきか?
③ 「将来の薬局」は、具体的にはどうなっている?
④ 「2025年」に向けて次回の改定はどのような内容に?
⑤ 患者さんの医療体験の変化

こちらでは、登壇者3名による赤裸々なトークが繰り広げられましたので、ご興味のある方は、以下の見逃し配信を是非ご覧ください。

最後に

日本M&Aセンターの調剤薬局支援室では、業界に特化した専門チームが今回のようなセミナーをオンライン開催も併用しながら全国で多数開催しています。
今後も様々な角度から情報発信し、皆さまの経営の一助となれれば幸いでございます。

本セミナーの詳細をご希望の方は、以下お問合せフォームよりご連絡いただければ、資料をお渡しさせていただきます。
■お問い合わせはこちら■

ファルメディコ株式会社HP
株式会社メドレーHP

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コンサルタント紹介

業界再編部 調剤薬局業界支援室 本田 太一


関西大学経済学部卒業。学生時代はアイススケート部に所属し、全日本選手権7度出場、全日本インカレ2度の団体優勝。2021年4月に日本M&Aセンターに新卒入社し、調剤薬局業界を専門としたM&A業務に取り組む。