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M&Aレポート

『会社・社員・お客様 みんなを幸せにするM&A』M&Aコンサルタントが経営者に推薦する1冊

2019.11.22

  • M&A全般

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『会社・社員・お客様 みんなを幸せにするM&A』の要約・あらすじ・特徴

書籍概要

本書は株式会社日本M&Aセンターで成約をした7つの事例から、関係者全てが幸せとなるM&Aを紹介する本です。

みんなを幸せにするM&Aとは

M&Aは、しばしば結婚に例えられます。結婚によって新郎新婦、そしてその家族、周りの人々が幸せになるのと同じように、譲渡企業だけ、譲り受け企業だけが幸せになるM&Aというものは本来ありえません。

譲渡企業の経営者が利益を手にすることができても、社員が幸せを感じられないようでは良いM&Aとは言えません。逆に、譲り受け企業にとっても条件に合う会社を譲り受けることができたらそれでOKというものでもありません。

M&Aは成約してからが本当のスタートなのです。

譲渡企業から受け継いだ技術、人材、取引先、顧客をもって更なる発展を成し遂げてこそ、M&Aは成功となります。
特に、譲渡企業側の社員達が新しいステージでやりがいを感じて働くことができれば、譲り受け企業にとっても更に大きな利益に繋がり、まさにみんなを幸せにするM&Aとなるのです。

M&Aを決断する理由とは?

譲渡企業の経営者がM&Aを決断する理由で多いものとして次の4点があります。

(1)後継者不在
(2)ハッピーリタイア(創業者利潤を得て、連帯保証・担保からの解放)
(3)社員全員の雇用が維持され、社員の夢、可能性を広げてほしい
(4)社名が継続され、相乗効果によって会社を更に成長させてほしい

M&Aに関する誤解の1つとして、譲渡企業は業績不振が理由で譲渡を検討している、というものがあります。しかしながら実際は全く異なります。M&Aができる会社は優良企業ばかりです。

M&Aに関する誤解の1つとして、譲渡企業は業績不振が理由で譲渡を検討している、というものがあります。しかしながら実際は全く異なります。M&Aができる会社は優良企業ばかりです。

M&Aは経営者としての成功であり集大成

何十年もかけて育ててきた大切な会社を手放すことは、経営者にとって、辛く勇気のいる決断です。無念の思いに駆られながら相談にいらっしゃる方も多いことでしょう。

しかし、M&Aで会社を譲渡することは、経営者として屈辱的なことでも、挫折でもありません。

譲り受け企業から請われて会社を譲渡し、最高のM&Aが実現したのなら、それは会社として成功であり、経営者人生の集大成であるはずです。

『会社・社員・お客様 みんなを幸せにするM&A』を推薦する3つの理由

M&Aプロセスの疑似体験が可能

本書で取り扱う事例の解説は、オーナーの心情や、会社を取り巻く環境などが非常に細かく描写をされています。オーナーが会社を設立する所から話が始まり、会社を成長させ、また更なる成長を模索している最中、M&Aを決断するに至った理由を明確に理解することができます。

また、M&Aを決断してからのお相手探し、お相手が見つかってからの交渉、そして社員にM&Aを開示した時の反応など、M&Aのプロセスの疑似体験が可能であり、状況をリアルに感じ取ることができます。

M&Aアドバイザーの視点からの解説が記載されている

各事例には、実際のストーリーとは別に、担当コンサルタント視点から書かれた解説が記載されています。具体的には以下のような論点についてプロのコンサルタント目線での解説を読むことができます。

・譲渡企業の抱えていた問題点
・問題を解決するための諸条件
・具体的なお相手企業との想定シナジー
・交渉におけるポイント

本書の構成は、①主観的なストーリー ②客観的な目線からの解説 となっているため、その成約事例についてより理解を深めることが可能となります。

M&A後のその後についても描写がなされている

一般的に、M&Aの成約はゴールではなく、スタートであると言われています。これは、M&A後に譲渡企業、譲り受け企業が成長してこそ真の成功であるという意味です。

昨今ではM&Aに関するニュースを目にする機会は非常に増えているように思いますが、一方で、成約したその後どうなっているかを確認することは少ないのではないかと思います。

本書では成約後についても記載がされており、両社がどのような成長を遂げているかを確認することができます。また、具体的な社名が開示されている事例もあり、読者がHP等でM&A後の顛末を追いかけることが可能となっています。

同志社大学商学部卒業。在学中に、外食事業会社の取締役として8年間経営に携わる。2012年公認会計士試験合格後、大手監査法人にて外資証券会社及び国内PEファンドの財務監査及び内部統制助言業務に携わる。その後大手M&Aアドバイザリー会社を経て日本M&Aセンターに入社し、建設業界のM&A成約に取り組む。AIベンチャー企業とJFEエンジニアリングのM&A、上下水道工事会社とミライトとのM&Aを手掛けた。

M&Aアドバイザー
建設・不動産業界支援室
高山 義弘