MENU
CLOSE

M&Aレポート

『約束のとき』M&Aコンサルタントが経営者に推薦する1冊

2019.10.15

  • M&A全般

Facebook Tiwter LINE

『約束のとき』の概要

「書籍の概要について」

この書籍は「磯丸水産」「鳥良」など運営する東証一部上場企業のSFPホールディングスの前身であるサムカワフードプランニングが順調に成長を遂げ、上場を目指すためM&Aを決意し、相手探し、実行、そして株式上場までの過程をリアルな形で綴られているノンフィクション小説です。

どんな葛藤や決意がオーナーの心理にあったのか。またM&A実行後、の苦悩や会社としての成長はどんなものがあったか感じ取っていただける内容となっております。

「個人商店から企業、そしてM&Aの選択を取る」

1984年 東京吉祥寺で名古屋手羽先唐揚げ専門店「鳥良」1号店を創業。創業者の実兄である寒川隆氏の参画を経て、企業としての成長・拡大を目指し多店舗展開を始動致します。

「ジャズを聴きながら手羽先唐揚げを堪能できる店」「雨天時は車で送迎」など、既成概念にとらわれない斬新なアイデアで次々に行列店を生み出していきます。

1987年サムカワフードプランニング株式会社を設立。「時流を先見した《こだわり》の限りなき追求」の理念のもと、各地で出店を拡大。目指したのはナンバーワンではなくオンリーワン。地域一番店を目指し、「遊食家」、「ボンヌシェール」、「七味鶏」、「酉の舞」など、個性豊かな店舗開発を続け、多業態化を進めます。

2009年第2の柱となる磯丸水産を出店。「海の家を街中に」というコンセプトのもと、新鮮な魚介を浜焼きスタイルで提供する新業態を開発。また居酒屋業態ではそれまで存在していなかった24時間営業のチェーン展開を実現し、急拡大をしていきます。

2010年に日本M&Aセンターの仲介により投資ファンドポラリスへ株式を売却することとなります。兄弟の中で創業時から「企業としてしっかり組織を作る」「自分達の子供を会社へいれない」「将来的には引退・売却も視野にいれる」ということを約束していました。

「株式売却した後の成果」

2014年に上場をすることを宣言して、ポラリスとハンズオンで経営をしていきます。途中2011年3月には東日本大震災が起こり、様々な葛藤と苦悩がありましたが、宣言通り2014年には東京証券取引所2部へ上場、2019年には東京証券取引所1部へ昇格を果たしました。

現在ではM&Aで企業を買収し拡大路線を取っております。これほど外食企業でM&A後成功した事例はないと言っても過言ではありません。

『約束のとき』を推薦する3つの理由

「急拡大する企業の内部をリアルに疑似体験できる」

1984年に個人商店として創業した対象会社はM&Aを決意し、株式上場を決意しました。2011年同社の売上は49億円でした。2014年上場時には売上200億円と4年間で408%上昇、また2019年売上は378憶円、約10年弱で771%上昇しており、驚異的な成果を出しております。

これは自社単独で経営をしていたら難しかったかもしれません。この成長曲線を描くきっかけとなったのは2010年投資ファンドポラリスへ売却し、寒川氏も残ったうえで共に手を取り合って経営したからです。

本書ではM&A後どんな形で両者が会社に関わったのか。

新規出店、数字管理、PDCAの回し方など事細かく記述されております。圧倒的な成長を遂げている経営とはどんなものなのか体験することができます。

「株式公開時にはストックオプションを全て部下に与えた」

実は驚くことに寒川氏は株式公開時にはストックオプションを全て部下に与え、ご自身は1円も手にしておりません。世の中にインパクトを与えるような所謂「事を成す」経営者がどんな考えで経営し、従業員に対してどんな想いで接していたかがリアルに感じ取れます。

途中2011年3月には東日本大震災という未曽有の災害が起こります。もちろん会社も相当な打撃を受けてしまい、普通であれば上場宣言を取り消すくらいインパクトがあったと思います。

そんなどん底の逆境でもどんな想いで前進してこれたのか。経営者としても、一人の男としても非常に魅力を感じる方であります。

「M&Aを実行するうえでのポイントを掴むことができる」

実は驚くことに寒川氏は株式公開時にはストックオプションを全て部下に与え、ご自身は1円も手にしておりません。

世の中にインパクトを与えるような所謂「事を成す」経営者がどんな考えで経営し、従業員に対してどんな想いで接していたかがリアルに感じ取れます。

途中2011年3月には東日本大震災という未曽有の災害が起こります。もちろん会社も相当な打撃を受けてしまい、普通であれば上場宣言を取り消すくらいインパクトがあったと思います。

そんなどん底の逆境でもどんな想いで前進してこれたのか。経営者としても、一人の男としても非常に魅力を感じる方であります。

公認会計士試験合格後、有限責任監査法人トーマツを経て、日本M&Aセンターに入社。IT業界専門のM&Aチームの立上げメンバーとして5年間で1000社以上のIT企業の経営者と接触し、IT業界のM&A業務に注力している。18年は京セラコミュニケーションシステム㈱とAIベンチャーの㈱RistのM&A、21年には(株)SHIFTと(株)VISHのM&A等を手掛ける。

課長
ベンチャー企業サポート室 マネージャー
竹葉 聖