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M&Aレポート

【調剤薬局インタビュー】2人の譲渡オーナーに聞いた、M&A後の生活

2019.9.17

  • 調剤薬局

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みなさまは、M&Aを実施したら引退後の生活がどのようなものになると想像されますか?

今まで忙しくてあまりできなかったゴルフをしたり、趣味の釣りに熱中したり、旅行で国内を回ったり、と夢は人それぞれ多岐にわたると思います。

私は自分がM&Aコンサルタントとして譲渡をお手伝いさせて頂いた元オーナー経営者様とは、譲渡後も定期的にお会いさせて頂くようにしています。

たいてい食事に連れて行って頂くことが多いのですが、その時にお聞きする元オーナー経営者様の“いま”について少しご紹介したいと思います。

「ぼくは本当に運がいい」

まずは、東北エリア約10店舗以上の調剤薬局運営会社を大手調剤薬局チェーンの会社へ株式譲渡され、現在もその会社の社長として会社を経営なさっているAさんのお話です。

Aさんは譲渡後、親会社の支援を受けつつ今度はM&Aで”譲受”を複数実施し、会社をどんどん成長させていっています。まさに“会社の成長を加速させるためのM&A”を実現している社長です。

Aさんと先日久しぶりにお会いしたのですが、現在は「のびのびと働けていて新しい仲間もできたし楽しいよ。胃が痛くなることもほとんどなくなって体調がいい!」とおっしゃっていました。
譲渡前との一番の違いを聞いたところ、

・土日が休める
・連帯保証がなくなって気が楽になった
・人材に余裕ができ、社員に急な家族の事情ができても参加させてあげられるようになった
・ITなどの苦手分野についても、得意な人が親会社にいるので、相談できる
・同じ立場の元オーナー経営者がグループ内にたくさんいるので本当の意味での仲間ができた

などを挙げてくれました。

また、Aさんは会社の業績が好調なうちに譲渡の決断をなされたのですが、

「業績が悪くなったタイミングでの譲渡であれば、調剤薬局業界の将来性を考えたときに、間違いなく相手に多くを求めることはできないと思うよ。業績が上向きの状況で相手を探したから従業員のことも私自身のことも、たくさんのワガママを聞いてもらえた。ぼくは本当に運がよかった。」

とおっしゃっていたのが印象的でした。

ライザップに通い始めて15キロ減量!

次にご紹介させて頂くのは、こちらも東北エリアで3店舗の調剤薬局運営会社を営んでいたBさんです。中堅調剤薬局チェーンに会社を譲渡し、今は譲渡した会社でパートタイム薬剤師として働いています。

BさんはAさんとは違い、経営者としてではなく、パートタイムの薬剤師として残る道を選ばれました。

最初は完全な引退を考えていましたが、“65歳で毎日休んでしまったらすぐぼけてしまうのでは”ということで、週4日、一日4時間ほどの勤務で働いています。

経営からは退いたため、まさにハーフ・リタイアといった状況です。

Bさんとは譲渡後半年ほど経過した8月に食事に連れて行って頂きました。

久々にお会いしたBさんは、外見が激変!
どちらかと言うとぽっちゃりとしていた体形が引き締まり、以前よりも10歳は若返った印象になっていました。

理由を聞いてみたところ、「時間ができたのでライザップとゴルフのレッスンに通っているんだ。体重は15キロ落ちて、ドライバーの飛距離も40代のころと同じくらいに戻ったよ」喜んでいらっしゃいました。

Bさんに譲渡後の生活について尋ねてみたところ、“一番変わったのはお金の使い方”とおっしゃっています。

「オーナー経営者として会社をやっているときはストレスもあったのか、夜飲みにいったりして全然お金たまらなかったけど、今は飲みに行くことも減って、ゴルフとか旅行とか良いお金の使い方ができている。」

と満足気に話をされていたのが印象的でした。

笑顔になれるのがM&A

本日紹介させて頂いたお二人に共通するのは、“譲渡後、笑顔が増えた”ということです。

お二人とも、私が最初にお会いしたときはまさに「経営者」の顔で、その重責から厳しい表情が消えることはありませんでした。

一方で譲渡後は、やはり多くのストレスやプレッシャーから解放され、楽しく笑顔で毎日を過ごせているとのことです。

青山学院大学経済学部卒業後、大和証券株式会社を経て、日本M&Aセンターに入社。 入社以来、調剤薬局業界の担当として地域問わず、中堅中小企業のM&Aに取り組む。 2020年3月度全社年間最多成約数を記録。

ディールマネージャー
調剤薬局業界支援室
沖田 大紀