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M&Aレポート

新しいビジネスを生み出す『業界再編』

2016.11.28

  • 業界再編

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新しいビジネスを生み出す『業界再編』

日本M&Aセンターでは、「業界再編」を、“1人や1社では実現できないことを『集まること』 によって実現すること”と定義している。1社ではできないことも複数社で連携することによって可能となり、新しいビジネスが誕生する。

例えば駐車場業界におけるカーシェアリング。

業界最大手はタイムズカープラス(パーク24株式会社)というサービスである。その歴史は意外にも古く、元は2005年2月に株式会社マツダレンタカー(大手自動車メーカーのマツダ株式会社の子会社)がカーシェアリングサービスを始めたことに端を発する。その後2009年、コインパーキングの運営会社であるパーク24がマツダレンタカーを買収し、現在の形態となる。このM&Aの直後、カーシェアリングは爆発的に普及していくこととなる(下記図1参照)。

マツダレンタカーはレンタカーのノウハウを持っていいたものの、拠点が少なく全国のユーザーに車を届ける仕組みが無いという物理的制約から苦戦していた。そこにコインパーキングという全国津々浦々存在する“拠点”が加わったことにより、ユーザーへの配車問題が解決され、カーシェアリングサービスの利便性は著しく高まることとなった。

上記の事例は、1社単独では難しかったことを、畑違いの2社が集まることにより実現した良い例である。業界再編というと「大手企業がシェアを拡大するために買収合戦を繰り広げる」というイメージを持たれる方もいるかもしれないが、それらはごく一部のものだ。強い企業・優良企業のオーナー経営者らが集まって、「強者連合」を作り、業界構造を変え、新しいビジネスに挑戦することこそが、業界再編なのである。

学生時代に起業を経験の上、2008年新卒2期生として日本M&Aセンター入社。2008年から2015年までの8年間で最優秀社員賞を3度受賞。M&Aプレイヤーとして、100件を超えるM&Aを成約に導き、同期間において中堅・中小企業M&AのNo.1コンサルタントとしてM&A業界を牽引してきた。業界再編M&Aの第一人者。M&Aのプロフェッショナルファームとなる業界再編部を立ち上げ、わずか3年後、11名で売り上げ29億円の部署に育て上げ、2019年には同社内で最大の部署となる。業界上位に入る企業の成長支援・業界構造の変化に対応するM&Aに取り組んでいる。トータルメディカルサービスとメディカルシステムネットワークのTOBは日本の株式市場で最大のプレミアムを記録した(グループ内再編を除く)。2020年同社最年少で取締役に就任。

取締役
業種特化事業部長
渡部 恒郎