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M&Aレポート

2017年食品業界のM&A③ 加速する回転すし業界の再編

2018.11.16

  • 食品

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目次

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加速する回転すし業界の再編

回転ずしチェーン最大手、あきんどスシローと5位の元気寿司が経営統合の方針を固めたことが2017年9月に発表された。コメ卸最大手の神明(神戸市)がスシローの親会社株の3割超を新たに取得し、子会社である元気寿司との統合を主導する。売上高の単純合計は約1800億円で、業界シェアの3割を占める。規模拡大をテコに効率化を進め、海外での事業展開も加速する。

神明は10月をメドに、スシローグローバルホールディングス株の33%を英投資ファンドのペルミラなどから約400億円で買収。そのうえで元気寿司を交えた3社で資本・業務提携し、統合の時期など詳細を詰める。

スシローは約480店舗のほとんどが国内にあり、元気寿司は全店舗の約半分にあたる約170店を海外で出している。規模拡大や仕入れ先の共通化でコストを削減できるうえ、海外出店のノウハウを共有できる利点があるとみている。

回転寿司業界は市場規模約6,000億円、外食産業の中でもとりわけ安定的に拡大している業態であり、本件を機に更なる再編の進行が予想される。

青山学院大学法学部卒業後、埼玉りそな銀行にて法人営業を経て2015年に日本M&Aセンターに入社。食品業界を専門として製造業、小売業、外食業などのM&Aに取り組む。17年は丸亀製麺を展開するトリドールHDと「晩杯屋」のアクティブソース、「ラー麺ずんどう屋」を展開するZUNDのM&Aを手掛けた。

課長
食品業界支援室 室長
江藤 恭輔