MENU
CLOSE

M&Aレポート

2017年食品業界のM&A②老舗を後世に残せ! M&Aによって秘伝の味や、ブランドを伝承

2018.11.14

  • 食品

Facebook Tiwter LINE

老舗を後世に残せ! M&Aによって秘伝の味や、ブランドを伝承

老舗の食品メーカーや伝統ある外食企業の存亡の危機を回避するべく、大手企業がそれらの企業を傘下に収める事例が増えてきている。

2014年11月、売上高150億円を超える日本を代表する老舗日本料理店「なだ万」の株式51.1%をアサヒグループHDが譲り受けた。これにより、180年を超える歴史と伝統を後世に繋ぎ、事業承継問題を解決。また、アサヒビールはなだ万が培った和食のノウハウを取引先の飲食店に提供することで、コンサルティング機能において競合他社との差別化を実現した。

現在日本国内には、業歴100年を超える老舗企業が約2万6000社あると言われている。また、国内の約3分の2に当たる66%の企業が、後継者不在による事業承継問題を抱えている。2015年3月には、1932年創業で国内シェア30%を誇るチョークのトップメーカー羽衣文具株式会社が、後継者不在を理由に自主廃業している。

後継者不在の有名老舗企業にとって、M&Aにより事業を承継することが、伝統の味や技術を承継するための有効な手段として認識され始めており、今後も同様のM&A事例が増え続けて行くことが予想される。

青山学院大学法学部卒業後、埼玉りそな銀行にて法人営業を経て2015年に日本M&Aセンターに入社。食品業界を専門として製造業、小売業、外食業などのM&Aに取り組む。17年は丸亀製麺を展開するトリドールHDと「晩杯屋」のアクティブソース、「ラー麺ずんどう屋」を展開するZUNDのM&Aを手掛けた。

課長
食品業界支援室 室長
江藤 恭輔