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M&Aレポート

M&Aの「マッチング」は、具体的にどんなことをするの?

2018.8.31

  • M&A全般

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前回の記事では、「案件化」についてお伝えしました。その次のステップが、コンサルタントによる「マッチング」です。「マッチング」ってどんなことをするのかと疑問に思われる方もいるのではないでしょうか。今回は、マッチングで行うことや、成功のポイントをお伝えします。

譲渡企業にあった相手候補をリスト化・選定

案件化された情報をもとに、コンサルタントは譲渡希望企業に最良の相手となる譲受け希望企業を探すマッチングを行います。

日本M&Aセンターの場合、譲渡企業担当コンサルタントが社内の全コンサルタントに向けて案件を発信すると、全コンサルタント約300名がその売り手企業にふさわしそうな譲受け候補企業をリストアップしていきます。

各コンサルタントにより得意とする地域や業種が異なることはあっても、約300名に及ぶコンサルタントがマッチングを行うため、この「譲受け候補企業リスト」の企業数は100社以上にも上ることも多く、ここからさまざまな要件で絞り込みを行い、提案先を決めます。M&Aの成功は「自社に合う良い相手と一緒になり、成長していくこと」です。少ない候補の中から相手を選ぶのと、100社以上の候補の中から相手を探すのとで、どちらがより良い相手に出会えるかは明白ですよね。

銀行や会計事務所と連携し、“厚み”のあるマッチングを

譲渡企業が好条件を求めるように、譲受け企業もより効果が高い買収を望みます。私たちは譲渡企業と譲受け企業双方のメリットが最大化する組み合わせを考えます。

当社は約300名のコンサルタントが普段からいろいろな企業から戦略をうかがい、M&Aのニーズをキャッチしています。さらには約4000件の成功事例を持ち、データベース化していますので、単純に戦略上の相性以外に、M&Aの巧拙のようなものも分かります。

譲渡企業と譲受け企業の組み合わせの最適解を当社だけで導くことができない場合には、全国の地方銀行や会計事務所から候補先企業をご紹介いただくことも可能です。こうして厚みのある情報にもとづくマッチングができますので、マッチングに関しても当社は最強であると自負しております。

双方のM&Aのメリットを最大化する組み合わせを考える

譲受け候補企業は100社以上がリストアップされることも珍しくありません。しかし、これをそのまま全てを譲渡企業にお知らせしても混乱しますから、「より成功の可能性が高いところ」に絞り込みや優先順位付けを行い、担当コンサルタントは提案します。

実はこの絞り込みや優先順位付けがコンサルタントの腕の見せどころなのです。受託時や案件化のプロセスで得た譲受け企業がM&Aに何を求めているのか、進出・拡大の方向や経営方針を理解し突き合わせ、ベストマッチングを選定します。

京都大学経済学部を卒業後、キーエンスでセールスエンジニアの経験を経て、日本M&Aセンターに入社。ITソフトウェア業界を専門とし、地域問わず中堅・中小企業の事業承継及び成長戦略に関するコンサルティング業務に注力している。

上席課長
製造業界支援室 室長
太田 隼平